続・屋号Anubis~アヌビス~に由来アリ

前回は、私がどんなヒトなのかを伝えるキーワード「正義」を屋号にしようと思った、という話をしました。

 

今回は「で、なんでAnubisなの?アヌビスって何よ?」について書いてみますね。

 

さて「正義」というと、悪とたたかうアクションヒーローがまず思い浮かぶと思いますが、アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生は正義について次の言葉を遺されています。

 

“怪獣を倒すスーパーヒーローではなく、怪獣との闘いで壊された街を復元しようと立ちあがる普通の人々がヒーローであり、正義なのです”  “正義とは実は簡単なことなのです。困っている人を助けること。ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです”と。
うーん、シビレます。同意、ハゲシク同意です。

 

だとすると私にも差し出せるものがあります。自らの20年の結婚生活の経験や、身につけてきた資格や知識・知恵をもとに、夫婦関係の中で戸惑いや不安を感じて立ちどまっている方に、一歩踏み出す勇気を持てるお手伝いをすること、転ばぬ先の杖となって幸せに生きる方向性を示していくこと。

 
そこで、これまた唐突ですが、古代エジプトの『死者の書』をご存知ですか。体は正面を向きおかっぱ頭の横顔の人々がヒエログリフや絵でパピルスに描かれている巻物、と言えば何となくお分かりでしょうか。

 
アレって死者とともに埋葬された葬祭文書で、内容は楽園に行くための道しるべ、つまり旅のガイドブックのようなものなのですけど、その中の一部に「アヌビス神」が登場しています。はい、やっとでたアヌビス。笑。死者の裁判の場面で秤の目盛りをじっと見つめる、犬(ジャッカルとも)の頭を持つアノ人の名前です。

 
アヌビスは、天秤に乗った羽と心臓の重さを比べ、楽園に相応しいかどうかを審判する役割を果たすのだそう。おお。明晰性を持って「識別する」「物事を正しく平等に見る」という価値観は、私の持つ正義感とぴったり合致するではありませんか。

 
しかも、ご相談に対してアドバイスをさせていただく際に活用しているツール「個性心理學」上での私のキャラクターは「狼」。アヌビスの頭部は犬(ジャッカル)。なにこの共通点。ハイ、キタコレ。笑。

 
つまり、屋号をアヌビスに決めたのは、全て「正義」という価値観からの流れです。伝わり・・・ましたかね。

 

やっぱりどうもわからない、と思われる方がいらしたら個別にメッセージをくださいませ。お会いするのが一番わかりやすい、かな。

 

夫婦問題カウンセラー  山谷育子