屋号Anubis~アヌビス~に由来アリ

最近、尋ねられることが多いのであらためて書いてみます。

 

えぇと、正式にカウンセラー業を始めるにあたり税務署へ開業届が必要なので、「屋号」を考えようとしたところからの話です。

 
夫婦関係を専門としている私としては、ご相談いただく方にとってのしあわせを第一に考えていること、安心して話ができ、気持ちを整理することで本来の自分が見つかり勇気と元気がでるようになること、が伝わってほしいと考え、とにかく思いつくだけの名前をたくさん書きだしたわけですね。

 
語呂や文字数、字面や目にした時の印象など、アレコレ悩みに悩んだものの、うーん、どれもしっくりこない。

 
あぁ、これって子どもの名前を考えるときに似ているんだろうなぁなどと思いながら、日々悶々。悶々。

 
そしていくつかに絞り込んだもののなぜか決められない。さぁて困ったぞ、どうしよう。

 
・・・で、どうしたか。

こういう時は「一旦全部ナシ!!」です。笑。もう一度、根本から見直してみました。

 
・・・あ!!
ご相談いただく方にとって「私がどんな人間であるかが伝われば」よいだけなのでは!?

 
・・・はい。
もちろん、またそこから深く悩みましたとも。自分を表現するぴったりの言葉って何だろう。悶々。悶々。

 
とまあ、このあたりの葛藤はざっくり省いて、たどり着いたのが「正義」でした。うん私、正義。きっぱり。

 
それなら屋号は「justice」では、と思われるでしょうが、あの、ほら、それって何だか大きい声で言うことでもないような。しかも、何が正義で何が正義ではないか、というのも一概に言い切れるものでもないわけで。

 
誤解を恐れずに言うと、夫婦関係を扱う中で「不倫、ダメ、絶対!!」とか「夫婦は一生添い遂げるべき」とか言うつもりはないのです。ただただ、その方が人生をよりよく生きるための選択をする案内をしていくこと。どうしたらよいか先が見えず道に迷っている方の足元を照らし、「大丈夫、こんな道もこんな道もあるんだよ。」と、歩き始められるようにすることが私の役割だと思うのです。

 
うわぁ、思いがけず長くなっちゃって、屋号「Anubis」にたどり着きませんでした。続きは次回―。

 
夫婦問題カウンセラー 山谷育子